<ここは地の果て!?幻想的な秘境>ひがしの北海道観光なら 野付半島トドワラ&ナラワラを訪れるべし!

北海道

北海道 野付半島(トドワラ・ナラワラ)

北海道のひがし、道東のひがしの果て、北方領土の国後島が目と鼻の先。
グーグルマップを見て、一度訪れてみたかった。

小さな島??かと思いマップを拡大すると、なっ、なんと!
一本のほそーい線で繋がっています!!

繋がっているのはわかったけれど、さすがに立ち入れないでしょう!?
と、さらに拡大したグーグルマップには、、、ん、んんっ!?

なーんとっ、950の文字が!!
ま、まっ、まさかの、北海道道950号線が通っています!!!


地図だけでも充分楽しませてくれた、君の名は・・・


野付半島(のつけはんとう)

野付半島について調べてみる

すでに有名な観光地なのかもしれませんが、たまたま地図で見付けた野付半島を調べてみました。

野付半島

北海道は、日本語ではあまり発音しないアイヌの言葉が由来となる地名が多いですが、野付も鯨の下顎になぞらえてつけられたと考えられるアイヌ語の「ノッケウ」からきているようです。

野付半島(のつけはんとう)は、北海道標津郡標津町および野付郡別海町にある細長い半島である。延長28kmにわたる砂嘴であり、規模としては日本最大である。野付半島・野付湾は、湿地の保全に関するラムサール条約に登録されている。

半島の付け根にあたる部分が標津町に属し、その先の大部分が別海町に属する。半島付け根付近には民家が存在するものの、別海町に属する先端部に民家はほとんどなく、野付半島ネイチャーセンターと、漁業関連や土木・建設関連の資材置き場が存在するのみである。

野付半島ネイチャーセンターは、トドワラへの遊歩道入口にあたる半島先端部に位置し、専門員が常駐し野付半島周辺の動植物や地理、歴史を解説展示(常設)している他、動植物観察会等の各種イベントを実施している。食堂、売店も併設する。またトドワラまでを往復するトラクターバス(有料)が運行されることもある。

「野付」の名はアイヌ語の「ノッケウ」(下顎)に由来し、砂州の形状をクジラの下顎になぞらえて付けられたものと考えられている。

近年は、砂州からの砂の流出が激しく、また地球温暖化による海面上昇の影響により砂州が年々狭まり、道路近辺まで海面が押し寄せてきている。さらに半島自体が年に1.5cmのスピードで地盤沈下している。最近は低気圧、地震、高潮等気象条件により立ち入り禁止になることも増えており、将来近いうちに砂州および道路が海水により切断され半島ではなく島となり、野付半島自体が消失することが危惧されている。

Wikipediaより

トドワラ・ナラワラ

さらに気になった、「トドワラ」と「ナラワラ」についても。こちらもアイヌ語が由来と思われる響きですが、どんな所なのでしょう。

■トドワラ
トドワラは、北海道東部の根室振興局野付郡別海町の野付半島にある、立ち枯れたトドマツ林の跡である。同じく野付半島内にあるナラワラについても当項で述べる。

立ち枯れたトドマツの残骸が湿原上に立ち残り、荒涼とした特異な風景を形作り、観光地となっている。野付風蓮道立自然公園に含まれる。

その成立は、砂嘴上のトドマツ林が、海水面上昇ないし地盤沈降に伴う地面の浸食により枯死したものと見られ、1954年(昭和29年)の洞爺丸台風が枯死を加速したとも言われる。ほとんどは樹齢100年前後のトドマツであるが、それよりやや古いエゾマツも混じる。年々腐朽したトドマツの枯れ木が風化・消滅しつつあり、以前はトドマツの枯木が3本立っていたため3本松と呼ばれている地点においても、2023年現在は2本が倒伏して立ち木は1本のみとなっている。いずれは何もない湿原と化すと予想されている。

オホーツク海に向かって湾曲しながら突出する全長26kmの細い砂嘴である野付半島の半ばから突端にかけて位置する。道道950号線沿いの野付半島ネイチャーセンターから徒歩30分程度だが途中まで有料のトラクターバス(2015年頃までは馬車だったが、曳き馬が亡くなったためトラクターが代行)の利用も可能。木道が設けられており散策可能。野付湾を挟んだ対岸の別海町尾岱沼から観光船で渡ることもできる。

周囲は北海道特有の花々が咲く貴重な原生花園となっており、6月から9月が見頃。

■ナラワラ
同じ野付半島のトドワラの北には、立ち枯れたナラの木の林立地であるナラワラもある。こちらはトドワラに比べれば腐朽が進んでおらず、枯木が原形をとどめている。

Wikipediaより

別海町観光協会HPの「観る」にトドワラ・ナラワラについて詳しく説明がありました。
別海町観光船ではトドワラを巡るコースがあり、海上から野付半島を観光することができます。

旅のアクティビティ・マーケット【Hello Activity】

↑ 野付半島ネイチャーセンターにある観光案内

野付半島の所在地は?

先に記述の通り、野付半島は標津郡標津町と野付郡別海町にまたがっています。
下のグーグルマップの赤い点線が標津町、半島の点線より先が別海町になります。
マップを大きく設定できず少し見にくいですが、野付半島が右下に表示されているので拡大してご覧ください。

野付半島へのアクセス

野付半島へアクセスするには、レンタカーを利用すると便利です。
中標津空港から約35分と案外時間をかけずに観光することが可能です。

レンタカーの最安値検索「エアトリ」

Wikipediaに運行しているバスの情報がありました。
阿寒バスが7月中旬〜8月中旬に標津より路線バスを運行する。野付半島ネイチャーセンターで1時間45分停車し、尾岱沼方面へ至る。(Wikipediaより抜粋)

野付半島をめぐる

野付半島へ入ると、左右を海に挟まれた細い道がしばらく続きます。
奥へ進むにつれて少し霧立ち、先はぼんやりとしか見えません。

天候が荒れた日には、いとも簡単に海に浸かってしまいそうな道を奥へ奥へと走らせながら、天候が急変しないことを心の中で祈ります。道路脇の草花や、その向こうに広がる海、古びた建物を横目にさらに進んでいくと目の前に標識が現れました。

ナラワラです。半島の真ん中辺りまで進んだでしょうか。海というか湿地帯というのが正しいのか、その奥にナラの木の林が見えます。

ここは地の果て!?ナラワラの木々が霧に包まれて幻想的です。手前の木々は立ち枯れて白く両手を広げているようにも見えます。

さらに奥に進んでいくと、ネイチャーセンターに到着します。ネイチャーセンターには、売店や食堂があり、ここで休憩する方が多いようです。建物の外の駐車場には、観光案内の看板や野付半島の石碑があり、脇道にはトドワラ遊歩道が伸びています。

ネイチャーセンターを後にして、半島の先へ向かうと奥に灯台が見えてきます。その手前に広い駐車場があり、立ち入れるのはここまでです。

駐車場の奥には番屋のような漁業の建物が建っていますが、ここの地盤は海抜3m。もう一度、天候が急変しないことを祈ります(笑)

野付半島の先端に辿り着いた証に、ちゃっかり現在地をグーグルマップに収めました!

細い一本道の道中では、このページのトップ画像にしている野生の鶴、シカの群れに遭遇。
残念ながら、遠すぎて何という鳥か確認できませんでしたが、国後島側の海辺に人間の背中のような大きな鳥が休んでいるのも目撃。

地の果て、秘境、神秘的、幻想的、絶景・・・どの言葉もしっくりとくる。
手つかずの自然が織りなすありのままの姿を、目に焼き付けることができた野付半島めぐりでした。

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